HAL Tokyo / Team 222

人と人がつながる未来を可能にするSNS

BLE × GPS × Firebase で実現する、新しいソーシャル体験へ。
近接検知 / 位置同期 / 匿名アカウント

Vib アプリビジュアル
SCROLL

プロジェクトの目的

未来創造展のプロジェクトとして、現実的な技術で新しいソーシャル体験を実現。

現代のSNSは、遠く離れた人とのつながりは簡単ですが、近くを通った人との小さな出会いを記録することは難しい。日常の中の「すれ違い」を可視化し、新しいつながりの可能性を探ります。

Vibのコンセプト:
「近接検知と位置同期を活用した、匿名性を重視したすれ違いSNS」

Android アプリが BLE と GPS を使って近くのユーザーを検出し、 Firebase で安全にデータを同期。通知や振動フィードバックで、すれ違いを記録します。

光の粒子が交差する世界観

主要機能

Vibの5つの核心機能で、新しいソーシャル体験を実現

感情マップの可視化

投稿された「今の瞬間」を、地図で可視化

  • 感情投稿の可視化

    ユーザーが投稿した「今の気持ち」(うれしい、かなしいなど)は、 位置情報とともにマップ上に表示されます。 周囲で共有されている感情を直感的に確認できます。

  • クラスタリング表示

    同じ地域に複数の投稿がある場合、 自動的にクラスタリングされ、 投稿数に応じて異なるアイコンで表示されます。

  • 現在地を中心に表示

    自分の現在地を中心として、 近くに投稿されたスポットが 空間的に配置されます。

  • 雰囲気が伝わるデザイン

    感情の種類やクラスタの規模によって、 アイコンや色分けが変化し、 投稿の雰囲気や傾向を 感覚的に把握できる設計です。

感情マップが可視化された画面

今の瞬間をシェア

写真と一言で、今この瞬間を共有

  • 気軽な投稿

    今感じたことや目の前の風景を、 写真と短いテキストで手軽に投稿できます。

  • ハッシュタグでつながる

    「旅」「カフェ」などのハッシュタグを選択し、 共通の興味を持つユーザーとゆるやかにつながれます。 タイムラインでは、フォローしているユーザーや 共通のハッシュタグを持つ投稿が優先表示されます。

  • 匿名で安心

    投稿は匿名で行われ、 実名や連絡先などの個人情報は必要ありません。

今の瞬間をシェアする投稿画面

ソーシャルインタラクション

すれ違った人とのつながりを、より深く

  • いいね機能

    すれ違ったユーザーに「いいね」を送信できます。 お互いにいいねを送ると「共鳴」として記録され、 すれ違い履歴で特別な分類として表示されます。 共鳴したユーザーは、より深いつながりを持つ可能性があります。

  • フォロー機能

    気になるユーザーをフォローすると、 その人の投稿がタイムラインに優先表示されます。 フォロー・フォロワー数の統計も確認でき、 自分のつながりの広がりを可視化できます。

  • 通知システム

    新しいいいねやフォロー、共鳴の通知を アプリ内で受け取れます。 未読通知はバッジで表示され、 リアルタイムでつながりの変化を把握できます。

  • リアルタイム同期

    すべてのインタラクション(いいね、フォロー、通知など)は Firebase Firestore でリアルタイムに同期され、 複数デバイス間でも即座に反映されます。

ソーシャルインタラクション画面(いいね・フォローボタン)

プロフィール

自分らしさを、匿名で表現

  • 匿名プロフィール

    実名や連絡先の登録は不要。 ニックネームと一言コメントのみで、 気軽に利用できます。

  • 興味・テーマの設定

    ハッシュタグやアイコンを通じて、 自分の興味や雰囲気を表現できます。

  • 安心設計

    個人を特定できる情報は表示されず、 プライバシーに配慮した設計です。

プロフィール画面

ユースケース

機能を生活に落とし込む、3つの具体的なシーン。

通勤シーン

通勤・通学

電車やバスで同じ路線を利用する人と、すれ違いを記録。日常の小さな出会いを、アプリで確認できます。

カフェ・クリエイター

カフェ・勉強スペース

同じ場所で作業している人と、すれ違いを記録。匿名で、近くにいる Vib ユーザーの存在を確認できます。

夜の帰宅

イベント・展示会

展示会やイベント会場で、同じ興味を持つ人とすれ違いを記録。後から、アプリ内で確認できます。

技術 & 安全性

Vib は、BLE・GPS・Firebase を組み合わせた "すれ違い検出アプリ" です。 日常の中で自然に動作し、安心して使える体験を目指しました。

Vibの仕組み

シンプルな3ステップで、すれ違いを記録します。

1

BLE で近接端末を検出

Android アプリが Bluetooth Low Energy (BLE) スキャンにより、近くの Vib ユーザー端末を検出します。低消費電力で動作し、バックグラウンドでも継続的に監視可能です。

2

GPS と近接アルゴリズムで「すれ違い」を判定

GPS 位置情報と BLE の信号強度を組み合わせ、近接検知アルゴリズムで「すれ違い」を判定。匿名化されたデータを Firebase Firestore に保存します。

3

通知・振動フィードバックで届く

すれ違いが検出されると、アプリが通知や振動フィードバックを送信。ユーザーはアプリ内で、近くを通った人との記録を確認できます。

動作イメージ

実際の動作を動画でご確認いただけます

Vib Chip 図解

プライバシー設計

  • 匿名アカウント

    Firebase 匿名認証により、個人情報を保存せずに利用できます。

  • 端末内処理

    近接検出はオンデバイスで完結し、必要最小限のデータのみ Firestore に保存します。

  • ユーザー選択

    名前・メッセージ・公開範囲などをいつでも変更可能です。

安全性

位置情報は権限取得時のみ取得し、バックグラウンド処理も最小限に制御。 電池消費とセキュリティの両立を重視した設計です。

技術構成

Vib の技術は、「正確」「低遅延」「低消費電力」を軸に設計されています。 Firebase の高速同期、Bluetooth LE の近距離検出、GPS の空間認識、 Flutter によるクロスプラットフォーム開発が組み合わさり、すれ違い体験を滑らかに実現します。

開発ロードマップ

学生プロジェクトとしての開発計画

Phase 1(完了)

プロトタイプ開発
Android アプリの基本機能(BLE 検出、GPS 位置取得、Firebase 連携)を実装。HAL東京の展示会用プロトタイプとして完成。

Phase 2(進行中)

機能改善・最適化
バッテリー消費の最適化、通知機能の改善、UI/UX の向上を実施。ユーザーフィードバックを反映。

Phase 3(予定)

ベータ版リリース
限定的なベータ版アプリをリリースし、実環境でのテストを実施。プライバシー・セキュリティの検証を強化。

将来の展望

機能拡張の検討
ユーザーフィードバックに基づき、新機能の追加を検討。ただし、学生プロジェクトの範囲内で現実的な技術に限定。

学内審査動画

HAL東京 学内審査で使用したプロトタイプデモ動画

よくある質問

学生プロジェクトに関する、よくある質問と回答。

アプリの権限について

Vib アプリは、BLE 検出と位置情報取得のために、Bluetooth と位置情報の権限が必要です。これらの権限は、すれ違い検出機能に必須です。権限を拒否した場合、アプリの主要機能は動作しません。

個人が特定されない理由は?

Firebase 匿名認証を使用しているため、個人情報(メールアドレス、電話番号など)は一切不要です。ユーザーID は匿名で生成され、個人を特定できる情報は保存されません。データ最小化原則に基づき、必要最小限の情報のみを Firestore に保存します。

バッテリー消費は大丈夫?

BLE スキャンと GPS 取得は、Android の省電力機能を活用して最適化されています。バックグラウンド処理も最小限に制御し、電池への影響を抑えています。ただし、常時監視を行うため、通常のアプリよりやや消費が多くなる可能性があります。

通知をオフにできる?

はい。アプリの設定画面で、通知の種類や頻度を調整できます。通知を完全にオフにすることも、振動のみにすることも可能です。Android のシステム設定からも、通知を無効化できます。

プライバシーの保護について

位置情報は大まかな範囲(例:数百メートル単位)のみを保存し、正確な住所は記録しません。データは Firebase で暗号化され、匿名化された形式で保存されます。ユーザーは、アプリ内でデータの削除も可能です。

BLE の検出範囲は?

Bluetooth Low Energy の検出範囲は、通常 10 メートル程度です。建物や障害物がある場合は、さらに短くなります。すれ違い検出は、この範囲内で近くを通ったユーザーを記録します。

データの管理・削除について

アプリ内で、すれ違い履歴の削除が可能です。アカウントを削除すると、Firestore に保存されたデータも削除されます。プライバシーポリシーに基づき、ユーザーのデータ管理権を尊重しています。

「共鳴」とは何ですか?

「共鳴」は、お互いに「いいね」を送ったユーザー同士の関係を表します。すれ違い履歴では、通常の「すれ違い」や「再会」とは別に、「共鳴」として特別に分類・表示されます。これにより、より深いつながりを持ったユーザーを簡単に見つけることができます。